学童に入会・入所する時の面談って何聞かれるの?
学童クラブ案内を見ると「入所する申し込み時に面談があります」とあるのに気づくはず。
入会が決まる前の面談かつ、親の話ではなく子どもを連れてきて話をするので、
「うまく答えられないと、落とされるのかな?」みたいに心配される方がいます。
東大出身 理系保育士ジャムです。
【学童クラブ入所前の面談】
結論を言えば、入所時の面談で落とされることはありません。
入所面談の目的は学童クラブ目線だと
・担当との顔合わせ
・子どもの様子を知る
・出身保育園や生い立ちを知る
・持病やアレルギー情報を得る
・入所前に疑問点を解消して安心してもらう
・保護者の様子をいろんな視点で見る
落とすとかフルイに掛けることは、一部塾のような民間学童クラブ以外にはありません。
そもそも入ってから付いてこれるか?を気にするところは学科の試験がされるので、面談は関係なくなってきます。
とるべき行動をキャリア20年以上の視点から理由付きでコツも書いているので、方針がハッキリとし、あなたの悩みが解決に向かうと思います。
学童クラブに関してのよくある質問の一覧はこちら
1.学童クラブの入所時の面談の目的と意味〜落ちませんよ
入所面談の目的は学童クラブ目線だと
・担当との顔合わせ
・子どもの様子を知る
・出身保育園や生い立ちを知る
・持病やアレルギー情報を得る
・入所前に疑問点を解消して安心してもらう
・保護者の様子をいろんな視点で見る
これがないと、子どもが4月1日にきたら
個別に職員が
必要じゃないの。
準備不足・・
👆こんな事態になるのを避けるための、入所申し込み時点での事前面談なのです。
☑よほど大変な医療行為が必要とか
☑学童クラブで見きれないほどの身体的な障害を抱えているとか
☑車椅子で施設的に対応できないとか、
やむを得ず入所を断る場合もあります。
ただマンツーマンで人をつければ、なんとか集団生活に馴染めそうな子は、
公的な学童クラブでは基本的に入会は断れないので(学童クラブの対象だから)面談で落とされることはありません。
ADHDやASD、アレルギーやその他の不安を抱えている場合でも、
普通に小学校なり特別支援学級なりに入学して通学するのであれば、学童クラブでも対応可能なわけです。
対応不可能なケース以外は、入会申請をしてもらい、保護者の仕事や家庭状況などを元に点数が付き、優先順に入会決定されます。
指数は父母会など個別運営の学童以外、多くの公的学童クラブでは公開されていますが、
そこに「面談の結果」で点数が上下するような項目は含まれていませんからね。
一方で私立学童と言われる民営クラブや、習い事系の民間学童の場合、入会選考基準が公開されてない施設もあります。
福祉的とは言いつつ、見きれない子は入れないとか職員の裁量が入ったり、
習い事について来られなそうでマンツーマンで見てないと進行の邪魔をしそうとかだと、面談で落とされることもあります。
こちらは面談をクリアして無理に入ってもすぐ分かり、入会後に退会を迫られるので、むしろ始めから落とされたほうがよいケースです。
2.公的な学童クラブの入所面談で聞かれること
2-1.子どもに聞かれること
学童クラブ入所面談の意味を考えたら、聞かれる内容に大した意味はありません。
子どもに聞かれる内容は
お名前は?
何歳なの?
いつも何して遊んでるの?
なに保育園に行ってるの?
なに小学校に行くの?
👆この程度。
答え方や親の反応を見ながら、どんな子なのか、どんな家庭なのかを推測していきます。
人見知りが激しすぎてロクに答えられないとか、初対面なのにタメ口で親も注意しないとか、職員からみたら要注意。
まあマークするのは、入会したあとに気をつけて見ていこうという準備のためであって、落とすとかの話じゃないのはお伝えしたとおりです。
また自由に遊ばせたら子どもがどんな動きをするのか設定され、見られることもあります。
2-2.親に聞かれること
一方で親に対してはもう少し突っ込んだ質問がされます。
・入会書類の不明点
・持病やアレルギーの有無や対応
・普通学級にいくのか?
・保育園での様子
・発達的に指摘されたことはあるか?
・性格や特性的なところ
・トイレなどの自立
・家での方針
教育方針などははっきりとは聞かれないけれど、子どもに対する態度や言葉かけから推測されています。
また入会面談は書類を出した後にやるのが普通ですが、書類を出すときに変なゴネ方をしてた場合、「要注意な保護者」と職員間では共有。
世の中には訳のわからない人もいるので、話が通じるのか?今後の付き合い方を測る感じで、様子を見られます。
そして・・
A 大変なんだな、助けてあげよう(7割)
B 適当に距離を取っておこう(3割)
C 私が叩き直してあげるわ!(超レア)
どう思うかは学童クラブ職員次第。
ですが、親が偏ってると普通の情報も曲げて伝えられる(伝わりにくい、当たり障りない情報に変換される)傾向なので、得はありません。
親子共々、腫れ物に触るような接し方をしてほしくないなら、社会人として普通の振る舞いを気をつけましょう。
子ども側に発達的な問題がありそうと判断されると、その場で掘り下げて聞かれます。
これも落とすとかじゃなく、入ってからの育成方針を決めるため。
嘘ついてもしょうがないし、入ったあとに苦労するのは子どもになので、取り繕わずに答えるのが◯
面談は入会前のため方針を決めても無意味、入会後に改めて相談や合意がされるでしょう。
その他に
●学童クラブに対しての不安や心配
●学童に対しての一般的な質問
も時間があれば聞いてくれます。
1年生に上がる子の保護者からは、学童クラブまでの送迎や、何年生がどれくらいなどの編成を聞かれることが多かったです。
他にはお弁当や宿題についての質問がオーソドックス、学童クラブによって方針が違うので確認しておきましょう。
しっかりしたところだと、申請事項に嘘のない確認や、方針を示して署名をもらうところもあります。
3.入会面談への対策って必要なの?
ここまでお話してきたように入所面談は公的な学童クラブに限れば、入ってからの職員サイドの備えのために行われるので、
面談自体への対策しても意味はありません。
入ってからついて来られなそうな子を落とすような、幼稚園や私立小学校の面接とは目的が違うわけです。
変に練習などせず、普段のまま臨んでほしいと思います。
まあ練習したところで、何が変わるわけでも無いですけどね(^^)
まあここまでは、入会基準が公開されてる公的な学童クラブの話。
塾系の民間学童クラブは「落とす目的」で面談をするケースもあります。
この場合は筆記試験などとセットの場合も多いので、ドリルや知育教材で学習したり、マナー的な部分を日常的に教えておくなどが対策と言えるでしょう。
【公立学童クラブVS民間学童】違い徹底比較→料金/送迎/時間/他
4.学童クラブ入所面談まとめ
いかがでしたか?
まず公的な学童クラブと私立・民間学童で入所面談の意味が違います。
公的な学童クラブでは落とす目的じゃなく、単なる顔合わせや入ったあとにどうするか?方針を決めるために行われます。
子どもと保護者それぞれに聞かれますが、子どもに対する質問内容も大した意味はありません。
保護者向けの質問にも正直に、社会人としての常識をわきまえて答えていれば問題ありませんよ。
この記事を最後まで読む方は大丈夫と思いますけどね(^^)
一方民間学童クラブは営利団体なので、コストと人手がかかり過ぎそうな子は入会しても見きれないので、問題ある子は落とす目的で面談されます。
ここも面談を無理にクリアして入っても、入ったあとに退会勧告などされます。
面談と言われると身構えますが対策は不要、気軽な感じで身一つで行けばOKなのです。
ありがとうございました
よければコメントいただけると
嬉しいです👇️
学童クラブに関してのよくある質問の一覧はこちら
学童クラブ支援員や保育士など、保育者の方向けプレゼント配布中↓
このサイトでは子育て情報や子ども心理などのほか、学童クラブ~保育園や小学校の子ども向けのおすすめの遊び/オススメ本をそれぞれ100以上紹介しています
見やすい記事一覧です
👉️地域・自治体別の学童クラブなど👈️
学童クラブに関するよくある疑問はこちら👇👇👇