相手が謝らない、謝れと言われたなど学童クラブ親同士のトラブルに発展した場合親としての行動
保育園、小学校や学童クラブで子ども同士のトラブルがあり、運悪く訳の分からない人が相手、明らかに悪いのに「謝らない親」は存在します。
そんな場合にどうするか?
謝らない理由には、プライドが高い、我が子盲信して認めない、ウヤムヤにする癖があるなど色々あります。
東大出身 理系保育士ジャムです。
謝らない保護者、またはよく分からないことを言ってくる親には時間を使わないのが基本路線。
謝ってもらうためにかける時間や精神力などのコストは、謝ってもらっても回収できないからです。
その前に学童クラブに仲介を頼むなど、必要なことはいくつかあります。
1.親としての行動は3パターン 対決/距離を置く/歩み寄る
学童クラブの子ども同士のトラブルから、相手の親と家族ぐるみで大きなイサカイが生まれる場合があります。
レアですが0ではなく、問題のある保護者は決まっている傾向があるけれど、相性の問題もあり、
あのお母さん同士で!?
と傍から見たら驚く組み合わせで、修復できないトラブルになるケースもあります。
ネット上では小学校経由の相談や愚痴、書き込み、ママ友同士のイザコザなど、掃いて捨てるほど転がってますが、自分が巻き込まれると厄介ですね。
そんな時に親として取れる行動パターンは3つ
①学童に仲介頼むと高確率でお互い様で修復される
②関わらない、距離を置く
③対決
③の対決というのは民事に発展するようなオオゴトですが、市内で年間一件起きるかどうか。
起きたら近隣全施設に事例として広がるくらいな超レアケースかつ、弁護士の領分なので私がお話できることはありません。
だからこの記事では、親の取れる行動や考え方として①②についてお話していきますね。
小学校、子供同士のトラブルで、謝って来ない親にモヤモヤしています。
相手の親も自分の子が悪いのを知っているのに、後日顔を合わせても何の一言もありません。
挨拶はしますが、気まずいのか何なのか、サッと帰ってしまいます。
たった一言でも「うちの子が悪い事したみたいでゴメンね。」などあれば、今まで通りにこちらも話かけれるのですが、とても残念です。
ヤフー知恵袋
2.トラブルは解決可能な場合も多いので、まずは事実確認や学童に仲介を頼む
学童クラブで起きた子ども同士のトラブル、やられた側が謝って欲しいと思っても、その要望を言わない限り、
学童クラブから加害側には、やられた子の実名を出さなかったり、そもそも加害側の親に情報が行かない場合も多いです。
被害側には実名を出さず「お友達が・・」
家で親が聞けば、相手の名前は子ども経由でだいたい知れますが、
やった子は家で訴えることもないので、その親は学童から連絡がない限りトラブルの存在すら知り得ない。
相手の名前も連絡段階では、個人情報の観点によって職員の口からは言わないのが今の主流
なので加害側の子が家で、
とか答えてたら、親があえて問い合わせない限り分からずじまい。
それを被害側の保護者としては、我が子経由で相手の名前を知ってるから、
「この前はうちの子が
やってしまったみたいで
スミマセン」
の一言もない!
👆そもそも相手が知らないって言うオチ。。
被害側にだけ連絡する支援員って、少なくないですよ。
経験の浅い職員ばかりの学童が多いからです。
【学童の指導員はひどい?】不満は対応や職員の質か。環境や待遇か?
また学童クラブであったトラブルは、怒られたくなくて嘘もつくし、勘違いも多い子どもの話だけ鵜呑みにすると、100%相手が悪く、
なんてヤツだ!
相手の子や一言もない親に怒りが湧いてきますが、事実確認すると我が子が原因とかよくあること。
親同士でやり取りしたり、謝って来ないとか思うなら、
①まずは学童クラブに事実確認
②「相手には伝わってますか?」の確認
③謝って欲しいのを仲介して伝えてもらう
👆こんなのを確認しないと、1人相撲を取ることになります。
3.時間が貴重、謝って来ない親の理由に付き合うことはない
トラブル加害側の保護者が、こちらが被害側というのを確実に知ってるのにお詫びの一言もない!
知らないなら仕方ないけど、知ってて謝らない親に対しては怒りが湧いてきます。
普通の親は、我が子が加害側と知れば、促されなくても
「相手の子は大丈夫でしたか?できれば直接お詫びしたい」
と申し出てくるし、むしろ被害側でも「うちの子にも非があるから、お詫びしたい」と言い出す方までいるから。
自分からは言い出さなくても、学童クラブに謝って欲しい意向を伝えれば、だいたいの保護者は応じてくれます。
保育園児じゃなく、多少は判断ができる小学生の学童クラブなら「謝る」が通常の保護者の反応だから。
謝らない親は常識外れですよね。
だけど謝らない保護者は世の中に実際におり、その人なりの理由がいくつかあります。
・学童で起きたなら学童の責任、と親の責任が分かってない
・プライドが高くて謝れない、謝らない
・経験が足りなさ過ぎて、どうすればいいか分からない
・我が子を盲信、相手が悪いと思ってる
・ウヤムヤにして乗り切るくせがある
ただ忙しいあなたは、こんなのに付き合うことはありません。
モヤモヤするかもしれませんが、訳分からない人に仮に謝ってもらったところで、なんの得があるのか?
👆と発想を変えて考えてみます。
また謝ってもらうためだけに使う時間や、感情の動きに見合うリターンがあるか?を考えてみると
・・関わる意味が全く無いですよね。
学童クラブが仲介して「謝って欲しい」を伝えても響かない人は、話が通じない何かの生物と考えて、関わらないのが無難です。
一切の労力・時間をかける必要も意味もありません。
つまづいた石ころに向かって「謝れ!」と怒るのと、大して変わらないからです。
石が謝ってきたら気は晴れるかもしれませんが、早い話それだけなんです。
4.問題があれば相手が自滅する、「謝る/謝らない」狭い世界の悩みにこだわらないよう
それでも腹の虫がおさまらない
👆分かりますが、敢えて言えば
子どもが学校のクラスの特定の友達グループが世界のすべてみたいな環境で、いじめなど人間関係に悩んでいるのと同じ構図。
外にはいくらでも世界が広がってるのに、なぜ狭い世界にこだわってしまうのでしょうか。
中国の古い本に「荘子」があり、そこにこんな一節があります。
紀元前四世紀ごろ、中国の戦国時代、魏ぎという国が、隣国の斉せいと激しく争っていたときのこと。
魏の王に、ある賢者が面会して言いました。
「『蝸(カタツムリ)』の左の『角』に国を持つ触しょく氏と、右の『角』に国を構える蛮ばん氏とが、『地を争いて戦う(領地を争って戦いました)』。
戦いは一五日間にも及び、死者が数万人に及んだそうですよ」。
そんな話、魏王が信じるはずもありません。すると、その賢者は続けて、こんなことを言いました。
「無限に広がる宇宙を想像して、その立場から考えてみれば、我々の知っている世界など、あるかないかわからないくらいの存在です。
王だって、蛮氏と同じようなものではありませんか」。
それを聞いた魏の王は、しばらく、魂が抜けたようになっていたということです
引用元
大問題だ!と思えることは、実際に大したことはありません。
一番の問題は、大切な人生の時間をどうでも良いことに使ってしまうこと。
私の長い学童クラブ勤務の経験上、謝らない親は個人的に色んな課題を抱えていて、
子どもが大きくなるにつれて人柄が知れるので、地域で孤立していく傾向にあります。
そんな人は悲しい生い立ちやトラウマを抱えていたり、事情を知れば可哀相で、学童クラブなど施設としては親子とも支援の対象ではあります。
しかし学童の子ども同士のトラブルの「謝る・謝らない」程度の、親同士の薄い関係ではどうでもいいと思います。
だから「そのうちバチが当たるわ!」くらいに思って放っておくのがオススメです。
5.ダメな親の子ども同士で仲が良い場合は注視
親として一番困るのは、親に問題があって我が子にも被害が度々及ぶのに、子ども同士の仲が良い場合だと思います。
「あのお母さんは駄目ね」👈みたいに悪口を言うのは色んな意味でNG。
この場合、低学年など小さいうちは大目に見て置きましょう。
大したことは起きず、せいぜい
- ぶたれた
- 謝ってくれない
程度だから。
その子と関わる中で、無難な子と関わっていたんじゃ学べない人間関係の押し引きとか学びもあるでしょう。
まあ本当に危ないことが起きたら「関わらないのように」と言わざるを得ないかもしれませんが。
【親の影響は低学年で最大】子どもの成長へ身内下げなど言動注意
そして時間が経って高学年以降になれば、どちらにしても親元を離れていきますが、目に余るようなら言ってもいいでしょう。
遊ばないほうがいいと思う
・・こう言っても、決めるのは子ども自身だけど。
子どもは親を映しますが、高学年以降は自分で考えられるようになって、親が本当にどうしようもなければ反発して自立する子も少なくないです。
まあ親と似たような感じになることも多いので、どう転ぶかは分かりません。
高学年以降になって相性の悪さや、相手の保護者から伝搬した底意地の悪さとかで合わない相手は、同じ家で育ったあなたと息子・娘の価値観はだいたい似てきます。
だから友達を自分で選ぶ力がついてくれば、だめな相手とは自然と疎遠になってくるものですよ。
6.本当に自分に問題がないか?盲目的に「相手が悪いから自分も謝らない」は自分が自滅するパターン
ここまで「相手に非がある」前提でお話してきましたが、最後に自分を見つめる必要があります。
また少しでも非が我が子にもあれば、自分から謝ってみるとすんなり返ってくるもの。
相手の保護者こそ、「相手が悪い!謝ってくれない」とお互いに思っていてデッドロック状態かもしれないからです。
相手が悪い!と思い込んでしまうと、自分の非は都合よく解釈するのが人間です。
本当に気をつけないと、相手じゃなくて自滅するのはあなた・・ということになりかねない。
人の行動は変えられず、変えられるのは自分だけ。
トラブルが起きたのは成長するチャンスかもしれません。
7.謝らない親との関係とやり取り方法まとめ
いかがでしたか?
学童クラブのトラブルから、相手の親が謝ってくれないときにどうしたらいいかお話してきました。
「謝ってくれない」と思っても、学童クラブから知らされておらず加害側の保護者がトラブルの存在自体を知らない場合もあり、
1人相撲にならないよう、学童クラブに事実確認と、「相手の保護者には伝わっているか?」の確認は必要です。
ほとんどの保護者はその段階で何かアクションがあります。
その上で何にもない場合、こだわらずに忘れて関わらないのがオススメ。
基本的には時間が貴重、子どもはすぐに大きくなります。
話の通じない人に時間を使い、仮に謝ってもらっても、得るものが無いからです。
問題のある親は一時的にグループの中心にいても、地域では次第に孤立してきます。
学童クラブとしてはそんな課題のある保護者は支援の対象ですが、イチ保護者としては関係ないでしょう。
一つ迷うのが関わりたくないと思っても子どもどうしで仲良い場合ですが、
●低学年のうちは、よほどのことが無ければ様子見
●高学年以降は本人の意向を確認して、親の意見を言ってみる
狭い人間関係狭いにこだわるのは、家と学校しか生活の場がない子どもがイジメに悩む構図と同じ。
世の中は広く、例えば関わる人が1000人なら問題がある親なんて関わる人のほんの0.1%なのです。
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