はじめましてジャムと言います。
もともと私は東京大学の大学院で
理系の研究をしていたんですが、
子ども達との出会いにより、
全く畑違いの保育業界へ転身を決意。
以来20年以上、
主に学童クラブで小学生と関わり、
様々なことを学んできました。
そこで得たものを使い、
保育士はじめ保護者の方々、
子どもに関わる大人の
- 疑問
- 不安
- 分からない
を解決することでアナタが幸せになり、
子どもに良いものが伝わることを願い、
このブログを運営しています。
私は今までの経験を元に現在独立し、
中部地方にて
主に執筆活動を行っています。
家ではまだ小さい、2人の娘を育ててます。
とっても安定してますよ(笑)
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学童保育の日々の中で起こるミス
この記事のテーマは「食品の関係で問題となったような事例」です。
学童クラブでは様々なトラブルが発生しますね。現場の方々は、日々大変なことと思います。しかしこう思ったことはありませんか?。
- 「ミスしないようにしよう」
- 「同じことを繰り返さないように」
- 「こんなことが起こるのか!?」
学童クラブや子どもの施設は全国にたくさんあり、日々似たようなことが起こっています。
他の施設で人がミスを起こして反省してくれたことを、自分が繰り返すことはありません。
情報があれば防げることがたくさんあり、この記事ではいくつかの事例と対策を書いていきますので、そのあたりの事情がわかります。読むだけで経験値が上がるので、読まない手はありませんよ。

学童/保育~子ども施設でよくあるトラブルと、具体的な対応 👇️👇️
- 【連絡ミス】から起きるトラブル~最多
- 【物損やトラブル対応をミスった】事例
- 【怪我や事故対応】でミスった事例
- 【食品・アレルギー関連】のミス
- 【連携ミス・常識的なクレーム】を受けた事例
- 【上の子から意地悪されます】への対応
▶️pickup◀️
0.似たようなミスが起きます
いろいろな施設で似たような事が毎年毎年起こっているのを聞きます。
たまに「ミスを恐れるな」「次頑張ろう」など聞くと安心したりもしますが、精神論と同じくあまり意味はありません。
ではどうしたらいいのでしょうか?
トラブル対応の失敗やミスはひとえに"情報の蓄積がされないこと"によって繰り返されます。
人のケアレスミスなどは全てを防ぐのは難しい面もあります。しかし「他の施設でこんなケースがあった」「昔この施設ではこういうことがあった」などを知っておくことで防げることはとても多いのです。
人が起こしてくれた事例は、本来なら十分に対策されて他の施設で生かされるべきなのに、それができていないのはもったいない、かつ子ども達の幸せを考えたら愚かともいえることです。
関連のいくつかの記事では、私の知っていたり聞いた事例についての情報、防止のための私見を交えた対策、知っている限りの顛末などについて書いていこうと思います。
これらを情報が個人レベルで広がり、施設に一人でも疑問を感じてり、ストップをかける方が出てくれれば、それだけ子どもや保護者か安心して過ごせ、無用な事故を防ぐことができると信じています。

1.アレルギー関連のミス~学童/保育事例
総務省の調査データでは、保育所でのアレルギー発症した子のうちの7割が配膳・配食ミスによるとのことです。
給食で食べる機会が多いとはいえ、専用の調理室があり栄養士などの調理専門職員もいる保育園ですらそのような状況です。学童クラブではよほど気を付けないといけませんね。
手順ミス
- 慣れない人がやった、通常の手順を崩したことでの誤配膳
- 行事の時などで特に多くなる傾向あり
- おかわりの時
行事の時などの通常とは違う場合に、多くの事例が報告されています。
豆まきや誕生会でケーキを食べるとか、行事の中でじゃんけん大会で勝った人からおやつをもらいにいくなど、いつもと違うことをやるときにリスクが高まります。
心しておきましょう。
アレルギーの子を預かっているのなら、行事には食の要素を持ち込まないとか、行事の流れの手順決めの際にその子への対応をどうするかを漏れなくしておくなどて予防できます。
またお代わりも盲点で、通常のおやつの配膳には気を付けるのにその後の対応がザルとなるのがこれです。
こちらもアレルギー児がいるなら「おかわりはなし、代わりに初めから多く配膳する」などの一工夫がいります。

知識不足
- ピーナッツと落花生の書き方の違いで勘違い
- 生クリームと牛乳、グルテンと小麦などの言い回しで勘違い
除去の際は成分をチェックすると思いますが、知らない言葉を流してしまってのでは意味はありません。
「生クリームに牛乳が含まれているの、普通分かるよね?」と、食品の法律でも「生クリーム」とだけ表示すればよいことになっています。
分かりにくいところでは「ホエイパウダー」なども牛乳由来です。分からないものが出てきたら調べて自分の知識にすること、アレルギー関連の冊子はいくらでもあるので一つ備えておくのも有効です。

外注、想定外関係
- 同じ製品でも急に成分が変わった
- 外部の業者任せで、その業者のミス。納入時にチェック必要
- 調理器具やふきん、他の子の手に付いていたもので発症(コンタミ)
- 外に買い物、陳列してあるパンのコンタミ
外注業者も人間ですので、100%ではありませんね。責任はそちらにあるにしても、施設内でのチェックミスも否めません。
同じ製品でも急に成分が変わることも少なくないので油断のないように。
2.異食・誤食・食材関連の事例
異食・誤食
子どもは食べてはいけないものを食べてしまうことがありますね。いくつか挙げておきます。
- 虫を食べた
- お供えを食べた
- 道に落ちているものを口にした
- 屋根から伝ってくる雨水を顔を上に向けて飲んだ
- カステラなどついている下の紙を食べた
- 道端の植物を食べた
- ビー玉や小さいものの誤嚥
小学生では減りますが、それでも驚かされます。
植物については、例えばアサガオの種など身近なところにも毒草があるので、口にしないように指導することが大切です。
このような事例があるため、起こりうる/有りうることとして、起こる前に話して聞かせるなどの予防的な教育がいるようです。

不適切な食品
- タピオカや餅などのつまり
- コーヒーやお酒など子どもには不適切な食品提供
- エナジードリンクなど
何が不適切なのかは個人の感覚や情報量によるものが大きいため、複数の人で確認することが大切になります。
エナジードリンクについては、子どもが摂取してよいカフェインの量か多すぎることによる健康に及ぼす影響か高いようです。
コーヒーゼリーを一日に二つも食べたらもう基準に達するというデータもあります。
食品中のカフェイン - 食品安全委員会(PDF)
3.期限切れ関連の食品事故
子ども施設としては消費期限、賞味期限を切れたものを利用者に出してはいけませんね。
家庭などなら多少過ぎても問題ないのですが、施設としては管理面から期限切れの食品の提供は「人為的な事故」扱いです。店舗でも期限切れの商品の販売は普通はしませんね。
こちらも、リストで挙げておきます。
- 駄菓子屋で購入したものの期限切れ
- 調味料などのすぐに使いきれないものの確認忘れ。
- 冷凍したものを再冷凍して保存し、別の日に出した
- 「開封後は早めに」の表記のあるものを、いつ開けたのか分からないものを提供
- 期限の月日だけ確認したが、一年前の月日だった
- 長期保存可能な缶詰などを「まだ、大丈夫だろう」とろくに確認せず提供
買ってきたものをおやつで食べることは多いと思いますが、個人がやっている駄菓子屋さんなどは信頼できるところを利用しましょう。

4.誤嚥事故
食べ物関連で重大な事故として東京都での事例を紹介します。
「学童 死亡事故」と検索すると1ページ目に出てくるようなものです。
梅若橋コミュニティ会館学童クラブ事故調査委員会報告書 - 保育の安全研究・教育センター(PDF)
概要はおやつの時に出されたミニアメリカンドッグ(ウインナーの外側にホットケーキがついてるようなもの)を丸飲みしてしまい、食道に詰まったことによる窒息死亡事故です。
誤嚥~それに気づいて吐き出させる対応、救急車要請など手順はとられていましたが、多少のタイムラグがあったことや、提供に適していた食品なのか等、原因究明と再発防止に向けた詳細な報告となっています。
学童クラブの職員は知っておくべき事例であるとともに、おやつの時の見守りも不十分な施設も多いと思います。
チョークサイン(窒息で苦しんでいる時に首を押さえるしぐさ)に早く気づいて対応していたこの事例でも、残念ながら命を落とす結果となっています。
おやつ時の指導や見守りなどの基本的なことについて、警鐘をならす必要があると考えています。
学童/保育~子ども施設でよくあるトラブルと、具体的な対応 👇️👇️
- 【連絡ミス】から起きるトラブル~最多
- 【物損やトラブル対応をミスった】事例
- 【怪我や事故対応】でミスった事例
- 【食品・アレルギー関連】のミス
- 【連携ミス・常識的なクレーム】を受けた事例
- 【上の子から意地悪されます】への対応
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見やすい記事一覧です
👉️地域・自治体別の学童クラブなど👈️
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まず経営とは、「価値あるものを提供した結果、価格以上の価値を感じたお客さんから、感謝しつつ対価をいただく行為」
単に儲ける行為ではありません。
保育・福祉とは、ボランティア的な慈善行為ではなく、今や支援者ー利用者といったサービス提供の視点が必須ですね。
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しかし福祉的な視点での利用者理解は、独りよがりになりがち。
福祉現場は世界が狭く、福祉の常識が利用者に受け入れられないことも頻繁ですね。
効果を図るといって、年に1回アンケートをとる程度。必要だと言う割りに取り組まれてはいません。

一方で税金で守られている保育・福祉業界に対して、一般企業を見てみると
事業継続のため、利用者(お客さん)理解を徹底的に行っています。
なぜなら、お客さんに受け入れられなくなった瞬間、利益があげられず、いとも簡単に倒産し、事業継続が不可能になってしまうからです。
従業員を路頭に迷わせないため、必死です。
経営の勉強をした私から見ると、「利用者理解」の必死さがシビアに違うことがわかりました。
👆️これが保育士の視点ではなく、経営者の視点での利用者(お客さん 保育なら子どもや保護者)理解がとても有効な理由です。
有効なのに、なぜ保育の講師陣が「経営の勉強こそ必要」と言わないのかと言えば、ひとえに"知らないから"
まあ普通の保育士や支援員は経営の勉強なんてしたことがないので、仕方ないといえます。
また経営の勉強=ビジネスや仕事そのものの勉強をすることは、利用者理解だけでなく様々なメリットがあります。
例えば
・保育仕事で感じるストレスを解決可能
・自分のメンタルも安定
・子どもや保護者へに合った提案可能
・保育チームの連携改善
・システム化による仕事の効率化
・園長の考えがわかり意思疎通がスムーズ
・同僚とは視点が違うため評価が上がる
・副業での副収入の得かたも分かる
・独立や施設立ち上げも可能に
・思いだけで施設を立ち上げて失敗しない
だからこそ私は、
「保育者こそ経営の勉強をすべき」
という、保育士や支援員の立場の人が誰も言っていない、考えすらしなかった提案をしています。
子どもの心理などは個別知識で必要です。
しかしもっと本質の利用者のために働くという仕事そのものについてベースがないと、個別知識は100%生かしきれません。
あなたには、やり方が分からないばかりに思いだけで働いて、道を見失ってほしくないと思います。
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