1.じゃんけんクエスト
人数 | 15人程度~ |
時間 | 15分くらい |
必要物 | 広めの範囲 (人数により最低限 10m×10mくらい) |
準備とルール
範囲内に4つくらい、クエストポイントを決めておきます。
体育館だったら4隅、外なら木の回りと滑り台の下など分かりやすいものを適当に設定。
次に、進む順番を決めます。
外なら「木➔ブランコの柵➔滑り台の頂上➔水飲み場」など決めておきましょう。
体育館の四隅なら、時計回りに進むようにすれば分かりやすく、例えば下の図だと「左下の青い四角」がスタート場所。
① スタート地点で誰かとじゃんけん
② 勝った人は次のポイントへ走っていく、スタートで負けたら勝つまで誰かとじゃんけん
③ 進んだ先で負けたら前のポイントへ走って戻る
④ ポイントを進んでいき、最後のポイントで誰かに勝つとクリア
じゃんけんゲームだと同じ人とばかりやりがち、だけどじゃんけんクエストでは自然に相手が交代していく。
じゃんけんクエスト進め方コツ
一周して上がった子の場所をちゃんと整備するのが混乱しないコツで、クリアした順に並ぶようにすると、おとなしく待ってます。
じゃんけんクエストの時間設定は、最後の1人までやると間延びするので時間で区切るのもコツ。
早い子はストレートで勝ち続けて一瞬でクリアしちゃうから。
最後までやるなら最終形態は、各ポイントに1人残りの状態になるので、早く上がった子と、各ポイントに残ってしまった子を次の遊びで優遇するのが◯。
「負けたら罰ゲーム」は
楽しくないから。
またストレートクリアの子は必ず出てくるので、単に時間で区切って「何周クリアできるか?」でもOK。
走るからいい感じで体がほぐれ、じゃんけんするときは止まるから緩急がいい感じ。
じゃんけんクエストを単体でやるよりは、いくつか遊びを連続でやるプログラム内で、始めの方に設定すると雰囲気作りにもなる便利な遊びです。
2.じゃんけん進化論ゲーム
人数 | 10人以上 |
時間 | 5~10分くらい |
必要物 | 適当な範囲 狭くてもOK |
じゃんけん進化論のルール
誰かとじゃんけんをして、勝ったら進化していき、そのランクに応じた動きをして相手を見つけます。
進化は何でもよくて、流行りのゲームでアレンジしたり、進化ってよりは変身みたいな変化でもいいと思います。
例えばオーソドックスなのは
- ゴキブリ(這いつくばる)
- 犬(ハイハイ)
- 猿(中腰)
- 人(直立)
- 神になってクリア
動きが分かりやすいなら、
- カエル
- ウサギ
- 亀
- ライオン
他にはポケモンなら
- ピチュウ
- ピカチュウ
- ライチュウ
- ダイマックス
4段階くらいが
いいかにゃ
進化論ゲーム進め方のコツ
じゃんけんクエストと同じで、低いランクに残ってしまった子にどう配慮するかが最大のポイント。
最高ランクに到達した子の扱いも決めておきましょう。
まあ程度から言ってじゃんけんができるようになる保育園年長~低学年までが一番楽しめると思います。
3.ギャンブルゲーム
人数 | 無限 |
時間 | 10分~30分以上 展開可能 |
必要物 | お金っぽい紙の券たくさん |
ギャンブルゲームの基本ルール
① 参加する子それぞれに、始めに10枚くらいのお金を持たせる
② 誰か見つけて、掛け金をお互い同意の上、同じ枚数地面に置く
③ じゃんけんをして勝った人が全てもらえる
④ 時間内にたくさん持っていた人が勝ち
基本ルールはシンプルなので、保育園年長でも可能です。
ギャンブルゲームのコツ
ルールは単純ですが、地面に掛け金を置かないとせっかくの遊びなのに「勝ったのにお金をくれない!」系のトラブルになるので、まずは練習か説明が必要です。
基本ルールでは何枚か掛けて良いけれど、始めの練習では掛け金1枚だけ。
5分やってみてからルール追加するのがいいと思います。
1度の掛け金は2枚までとか決めとかないと、初めから全部かける子が出てきちゃうので、よく説明しておくこと(^-^;
何回かお話してますが、大事なのは「掛け金を地面に置くこと。」
テンポのいい進行のためと、負けても渡さないとかいらないトラブル防止です。
同じ子と連続勝負はなしを決めておくのもコツ。
アイスブレーク遊びだからね🍀
後は破産した子の扱い。
途中で0枚になったら、「2枚もらえる銀行」を作っとくのが良いと思います。
雰囲気をだそう!
ギャンブルゲームのバリエーション
チームギャンブル
連続したプログラムとして、何回かできます。
お金はは最後に回収するから、二人一組になって勝った人が全てもらうを繰り返していって最終チャンピオンを決めたり。
参加者が30人くらい多い場合は、グループ戦もできちゃいます。
グループに30枚を渡して、
最後にグループで集まって枚数を数える場面では、妙な一体感が味わえます。
借金押し付けバージョン
借金押し付けゲームを最後にやるのもよし。
たくさん持っている人は、一転そのまま借金になる鬼畜仕様。
誰かと勝負して勝ったら、全て押し付け借金ゼロにしたらおしまい。
最後に「借金王」が誕生する寸法です。
4.じゃんけんしゃがみ/じゃんけん足開き
じゃんけんしゃがみ
人数 | 3人くらいが最適 |
時間 | 1分~5分 |
必要物 | なし |
負けたら少しずつしゃがんでいく遊びで、一度にどれくらいしゃがむかはその子任せ(^-^;
でも不思議とトラブルにはなりません。
しゃがみきったらおしまい。
じゃんけん足開き
足をぴったり閉じて立ち、何人か向かい合った状態でスタート。
負けた人がほんの少しずつ足を開いていき、足が開ききって、バランスがとれなくて倒れたら負け!
これも開く大きさについて子どもの感覚任せなのに、不思議とトラブルにはならない。
たまにバレエを習ってたりする体が柔らかい子は、足が直線になるまで開いたりして有利。
いつまでも倒れないのでかなり強いのです。
脱いでやりましょう
5.地上げゲーム
人数 | 何人でも |
時間 | 5分くらい~ |
必要物 | 新聞紙を人数分 |
定番新聞紙遊び、地上げじゃんけんのルール
① 参加者に新聞紙を1人1枚渡し、紙をいっぱいに開げた状態で地面に置き、その上に立ってもらう
② 前に立ってるリーダー相手に、一斉にじゃんけん
※リーダーは新聞紙に乗ってません。
③ 負けた人は新聞紙を半分にして、また紙の上に乗る
④ 繰り返していって、新聞紙から落ちたら負け
最後の方は、新聞紙の塊の上に乗る感じになります。
じゃんけんの途中に落ちてもアウト。
じゃんけんで負けると
土地が半分になってのに
由来してるかも。
地上げじゃんけんの複数人バリエーション
1枚の新聞紙に乗る子を2人でやっても面白いですよ。
狭くなってくると、落ちないようにおんぶしたり抱きついたりしちゃう。
じゃんけんして
自然にコミュニケーションも取れます。
地上げゲームはやっても2回、一連の新聞遊びプログラムの始めの方にやる遊びとして適しています。
6.ドンチケタ
人数 | 10人くらい以下 |
時間 | 5分くらい~ |
必要物 | なければ道を作る |
ドンチケタの遊び方
遊び方って言うか、子どもは勝手に遊びますね、コレ。
じゃんけんゲームの呼び方、掛け声が地域によって違うみたいです。
① お互いのスタートポイントから、一人ずつコース上を進んでくる。
② 互いに出会ったところで両手をお互いに叩き、"ドンチケタ!"という掛け声と同時にじゃんけん
③ 負けた方はコースから外れ、自分のチームに急いで戻ります。負けたチームは次の人がスタートポイントから出発してきます。
④ 勝った人はそのままコース上を進み、出会ったらじゃんけん。
⑤ 最後の相手チームの子に勝ったらおしまい
落ちる道だと、
落ちてもアウトにゃ
最後の方は相手に勝っても次の子が即出てくるので、1ミリも進めないなんてことも。。
まあ変に規制しないで、それも楽しそう。
バリエーションは、道と進み方みたいな細かい所を変えればいくらでも。
フラフープを使って片足飛びで進むとか、ロープを使ってくねくね道にしたり。
道と何人かいればその場でできるお手軽遊びです。
7.じゃんけん列車
人数 | 何人でも |
時間 | 人数によって 10分以内くらい |
必要物 | 音楽プレーヤー (なければ歌う) |
じゃんけん列車は年長くらいから
① 参加者は範囲内を自由に動き回ります。
② 合図(音楽が止まったり、笛の合図など)があったら必ず誰かとじゃんけん。
③ 負けたら勝った子の列後ろについて、肩に手をかけて列車になります。
④ 繰り返していって、1本の列になったらおしまい。
単体でやっても何度かできちゃいますね。
また単体でこれだけやるるもいいですが、じゃんけん列車やるとひとつの輪ができるので、輪になってやる遊びの導入によく使ってました。
8.花いちもんめ
人数 | 6人くらい~ 最大20人くらいかな |
時間 | 適当 |
必要物 | なし |
花いちもんめは昔からある伝承遊び、 別に女の子の限定の遊びじゃありません。
花いちもんめの歌👇
勝ってうれしい花いちもんめ
まけーてくやしい花いちもんめ
あの子が欲しい
あの子じゃわからん
その子が欲しい
その子じゃわからん
相談しよう、そうしよう
きーまった
◯◯君がほしい
××ちゃんがほしい
で、じゃんけん。
指名された子同士でじゃんけんし、負けたら相手チームの一員に。
「~ちゃんがほしい」のところで、相手チームを蹴っ飛ばす仕草がエスカレートしがちなので、注意するところがあるとすれば、そこだけ。
9.サッカーじゃんけん
人数 | 最低6人、 推奨は10人以上 |
時間 | 20分くらい |
必要物 | 得点を示す小さいもの 紙切れでもOK |
子どもが自然に集まってやる遊びじゃなくて、サッカーじゃんけんはプログラムの中の1つとしてやるレクレーション遊び
じゃんけんサッカーの準備
・2チームに分かれる
・守りチームは図のように並ぶ
最後列は基本1人
その前の層は2人や3人とか、だんだん増やす。
層の間隔は2mくらい
最後の人にカードやコインを渡しておく
多くて5層がよいですよ
サッカーじゃんけんルール
① 先攻チームはラインからスタート
② 守りチームの手前層の誰かとじゃんけん
✔負けたらスタート地点からやり直し
✔勝ったら次の層の誰かとじゃんけん
③ 最後の1人に勝てたらコインやカードを一枚もらい、スタート地点から再挑戦
時間で区切って攻めと守りを交代し、同じことをやる。
ポイントが多かったチームの勝ち
サッカーじゃんけん進め方のコツ
チーム内で誰が後ろの層に行くか?などは子どもたちに決めてもらいます。
ラインと守りチームとの距離は、長いと運動量が増えるので、子どもの様子で動きたい感じなら調整します。
ある程度動くと、それだけで子どもの満足度が増えますからね(^-^)/
10.カレーライスじゃんけん、グリンピースじゃんけん
人数 | 2人 |
時間 | スキマ時間で |
必要物 | なし |
どちらもじゃんけんの掛け声で、アイコになった時に決まった言葉を先に言えた方の勝ちの単純なじゃんけん遊びです。
カレーライス
向かい合って右手同士をお互い片手を合わせてパチンとやりながら"カレーライス"と言います。
↑これが合図で、カレーライスと言いながらじゃんけん。
次からは勝ったほうが決まったフレーズを発声して進行しますが、出す手で言う言葉が決まってます。
- グー ➔ 「グー辛(から)」
- パー ➔ 「パー辛」
- チョキ ➔ 「チョー辛」
始めのじゃんけんは右手同士を"パチン"と叩いて、
👆同時に言って一発目のじゃんけん。
次からは勝った方だけ掛声。
グーを出して勝ってたら、
グーから
3回のフレーズを続けて言って「チョーから」と言いつつチョキを出す感じ。
次に勝った方が同じように掛声を言ってじゃんけん。
アイコになった時点で
って先に言った方の勝ち。
そこまでのじゃんけんの勝敗は関係なし!
一発目のじゃんけんでアイコになっちゃったら、みずは言わないで、「カレーライス」からやり直しです。
グリンピースじゃんけん
これはカレーじゃんけんと、言う言葉を変えただけ!
- グー→ 「グリン」
- パー→ 「パリン」
- チョキ→ 「チョリン」
- アイコの掛け声→ 「ドン」
由来は分からず。。
両方ともテンポよくやると、それだけで面白いですよ。カレーじゃんけんの方が個人的には好き(^-^)/
カレー好きだから
11.叩いてかぶってジャンケンポン
人数 | プレーは2人 トーナメントなど参加者を 増やすことは可能 |
時間 | 1プレーは一瞬 |
必要物 | かぶるものと、叩くもの (手でも代用できる) |
じゃんけんをして勝った方が頭を叩く、負けた方は叩かれる前にガードする有名な遊び。
瞬間的に判断して、攻撃か防御か選ぶアグレッシブさがあります。
ヘルメットと棒が必要に思えますが素手で十分。
素手でやるときはチョップの形で攻撃、ガードは両手で手のひらを上にして、頭を押さえる格好をします。
まあ道具はあるに越したことはないけど、何でもいいです。
段ボールの切れはしでガードしてもOK。
叩く方は力を強くしないように、またガードされているのにワンテンポ遅れて攻撃するのもダメ。
興奮しすぎないようにコントロールは必要なので、できれば審判がいればより良いけど、いなくても可能。
勝ち抜き戦とかにしても面白いよ。
12.グリコじゃんけん
人数 | 2~3人くらい |
時間 | 短時間 |
必要物 | なし 階段とか |
グリコじゃんけんは階段などでやる遊びですね。
じゃんけんの勝った手によって歩数が決まっていて、だんだん進んでいきます。
何階もある建物でやると、何の手を出したか見えなくなって声でじゃんけんした思い出があります。
- グー → グリコで3歩
- パー → パイナップルで6歩
- チョキ → チョコレートで6歩
オーソドックスで有名な遊びね。
グーで勝ったら3歩は少ないから、"グリコのおまけ"と7歩にしたり、"グリコのおまけつき"の9歩もあるみたい。
グリコは、主に屋外の階段で行われる、じゃんけんから派生した遊びのひとつ。日本の子供の遊びとして広く知られている。または、グラッツェとも言う。
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