1.学童クラブ、放課後子ども教室とは
学童クラブ事業とは、児童福祉法第6条の3第2項の規定に基づき、保護者が労働等により昼間家庭にいない都内小学校に就学している児童に対し、授業の終了後等に児童館等を利用して適切な遊び及び生活の場を与えて、その健全な育成を図る事業です。
東京都保健福祉局
①厚生労働省が関わっている公立学童クラブ(上の引用通りの、国の児童健全育成事業の学童クラブ)
②助成なしの独自で行われている民間学童クラブ(広く、子どもの預かりサービス)
では大きく違います。その分かりやすい一番の違いは費用。
まあ公立に行きながら習い事に行く、みたいな場合は料金的には変わらないんですけどね。
詳しくはこちら👇
ちなみに東京23区、公立学童クラブの利用料は"超安い"部類に入ります。
具体的には東京23区だと、公立学童クラブ利用料は平均5000円入会金なし。
一方で例えば横浜市とか15000円+入会金+管理費+おやつ代みたい感じ。
知ると違いにびっくりしますよ。

放課後子ども教室も、放課後の子どもの居場所という点は同じです。こちらは、主に学校内に設けられています。
まあ最近整備され始めた、という割には10年くらいたってるんだけど全然ダメの途上感。
学校のない日はなかったり、見てくれる大人はボランティア程度、地域差が大きい事業です。
ちゃんと放課後子ども教室が整備されている地域なら、子どもの自立度によって居場所の選択肢の1つとなるのですが。。
これからに期待しましょう。
このサイト全体で、「学童クラブ」というのは、厚生労働省管轄の「放課後児童健全育成事業」にあたるもののうち、公的なものを指し、放課後児童クラブとも呼ばれます。
①役所が設置して運営している
②役所が設置したものを民間事業者が運営している
③民間事業者が作ったものに、役所が補助金を出して運営されている(民設民営)
※③については幅広く一概に扱えない
一方で月額5万も6万もする塾や習い事の子ども預かりで、税金が一切使われていない施設については民間学童クラブと呼ぶことにします。
(記事によっては民間学童クラブの中に民設民営学童クラブも入れたりしてます)

2.足立区の公立・公設学童クラブ
足立区には税金が使われている学童クラブが合せて120室くらいあります。

半数以上が住区センター(地域の公民館みたいな事業で、児童館や高齢者事業を行っている)の運営。
職員は区の直営施設では時給での登録(住区センター職員登録)が主になっています。
そのわりに評判は悪くありません。
待機児童はゼロではないようですが、4月時点でも定員に空きある学童クラブもあるし、
歩いて通える範囲に複数の学童クラブがあるので、一択ではなくいくつかの中から選択して申し込めるのも足立区のメリットです。
また一般的な話として、夏休みを過ぎれば辞める子が増えるので希望する学童へ入りやすくなります。

足立区公設学童クラブ月額料金
- 月6000円(おやつ代込み)
- 遠足などの実費
対象・定員
- 小学1年生~3年生
- (障害児など一部~6年生)
- 定員は各施設ごと
保育/育成時間・延長・土曜
●標準
➔ 9:00(放課後)~17:00
●延長保育
➔ 朝8:30〜、夕方18:00まで(就労による)
●特別延長
➔ 朝8:00〜、夕方〜19:00
(就労により、別料金3000円/月 施設限定👇️)

おやつ
- おやつ◯
- 食事×
足立区公立学童への申し込み
- 一次募集は11月中
- 二次募集は空きがあれば
足立区の選考基準
選考基準も公開されています(2022年度)
待機がでるので週3日利用しないような、在籍だけしていてあまり来ない家庭は対象外だそうです。


足立区公設の学童クラブ一覧(委託含む)



足立区ホームページより引用
3.足立区の学童クラブ運営者情報
2章で区の一覧にある直営、公設民営など区別して書かれているうちの直営施設では、
住区センター所属の非常勤職員として足立区に登録すると、学童クラブで働けるようになります。
資格要件など含めた募集は、区のホームページなどで探せますよ。
また業務委託や指定管理者制度などで、足立区公設の学童クラブ運営に関わっている主な民間団体は・・
学童クラブや児童館で働きたい!場合は運営をしている各法人に問い合わせてみましょう!
人材募集広告はお金がかかるから、出していない法人も多いんです。
施設前の張り紙だけで募集してる学童クラブなど、情報紙などに出ない募集もけっこうありますよ。
学童クラブ職員は残念ながら慢性的に欠員が出ている施設が多いから、やる気があれば直接問い合わせるのが◯。

経営的に余裕のある、優良な学童クラブを捜しているなら転職エージェント利用もあり。

経験20年以上の目で、実際に登録して確かめた結果をこちらで書いてます👆
その他の地域・自治体別の学童クラブ記事へ

4.足立区の私立学童クラブ、民間学童クラブ
この章では完全に自前の施設で独自のプログラムやサービスを行っている民間学童クラブをいくつか紹介しておきます。
最近は勉強とか習い事オンリーじゃなく、居場所的な従来の学童クラブ機能も備えた民間学童が増えてます。
保護者もそれを望んでるからニーズに対応した感じ、さすが民間!
一方で単に長く預かってくれる塾やスポーツクラブ、子ども同士の遊びや人間関係は見ないといった施設もあるので中身は分かりません。
なので利用する前に、見学したり口コミを調べるのが通例ですね。
民間学童ではほとんどの施設で基本的に1~6年生対応。また料金は週5~週1やスポット利用、オプションなどで細分化されています。
※ 区や市から助成を受けながら、主に父母会などが運営しているところは、厚生労働省管轄のうち「民立民営」と呼ばれています。
私は「税金が使われている」という意味で"公的な学童クラブ"と呼ぶことにしました。

4-1.プラススポーツ
主にスポーツを通していろいろな能力を身に付けようという理念とスタンスの民間学童クラブ。
場所 | 北千住 |
費用 | 週5 46000円 (スポーツクラス1つ付) ~週1で20000円程度 |
入会金、年会費 それぞれ12000円 | |
時間 | 最大21:00まで 土曜営業 |
その他 サービス | 送迎あり (オプション) |
食事あり (オプション) おやつあり (別料金) |
プログラミング、空手やサッカーなどのスポーツ、英語などオプションでたくさんあり、料金体系も送迎や延長・土曜など細かいニーズに対応しています。

4-2.あそりーと
あそりーとは、スポーツ用品のミズノが経営している民間学童クラブ。
スポーツクラブの一角に学童クラブがあるといった感じで、運動遊びプログラムが日常的に組まれています。
場所 | 北千住 |
費用 | 週5で普通の月は 55000円程度 |
入会金20000円 年会費10000円 | |
時間 | 最大21:00まで 土曜営業 |
送迎あり (オプション) | |
食事あり(オプション) おやつあり |

4-3.Lickids(リックキッズ)
リックキッズは公立学童クラブと似たような過ごし方をしている、他区にも展開している民間学童クラブ。
活動としては理科教室や英語教室や、プログラミング、を外部企業と連携して行ったり、おでかけなどイベントが多いようです。
場所 | 綾瀬 |
費用 | 週5で普通の月は 45000円程度 |
入会金、年会費 15000円程度 | |
時間 | 最大22:00まで、 土曜営業 |
送迎あり(無料) | |
食事あり (オプション) おやつあり (別料金) |

4-4.CFAkids
CFAkidsは「放課後の日常遊び中で子どもを育んでいこう」という民間学童クラブで、公的な放課後児童クラブと理念的に同じものです。
外部からの講師を招いたりするイベントなどが多めです。
場所 | 梅島、千住、西新井 東綾瀬、関原、六町 |
費用 | 週5で普通の月は 23000円程度 |
入会金20000円 年会費10000円 | |
時間 | 最大21:00まで 土曜営業 |
送迎なし | |
食事あり (600円/回) おやつあり (200円/日) |
ブログもやってるので雰囲気がわかりますよ👇️
個人的な話ですが私ジャムはTwitterでもつながりがあり、職員の研修的な勉強会も盛んです。

4-5.キッズ大陸学童クラブ
費用はかかるけれど、様々なニーズに対応した民間学童クラブで、特にスポット利用できる一時預かりが保護者にとってはありがたいと思います。
セキュリティ万全で、学習カリキュラムもあるみたいですね。
場所 | 千住旭町 |
対象 | 六年生まで |
標準時間 | 8:00~最大21:00 |
利用料月額 おやつ代 送迎料込 | 週4・5 48000円 週3 38000円 週2 26000円 週1 14000円 巡回バス送迎あり |
その他 | 土曜日 8:00~17:00 1日5000円 |
夜19:00~ 500円 /30分 食事一食500円 | |
入会金50000円 施設利用料 12000円/年 | |
一時預かり | 半日あたり2000円 |

5.足立区の放課後子ども教室
足立区では放課後子ども教室が学校単位で設置され、放課後の居場所として子どもが遊んで過ごせます。
学校単位なので毎日やっているところもあれば、週2回くらいなど様々ですが時間は季節によりますが17:00までと概ね統一されています。
内容も学校ごとに異なりますが、基本的には体育館や校庭・決まった教室を使って遊んだり勉強できるといったもの。
足立区では事故や物品貸し出し程度の見守りボランティアがいるだけ、特にプログラムはなく自由に時間内に過ごす系が多いようです。
詳しくは足立区ホームページ、あだち放課後子ども教室へ

名前(放課後子ども教室)
- あだち放課後子ども教室
実施状況
区内全ての小学校で実施。平日週5で行っているところも多いです。
場所
- 各小中学校内
利用時間
- 平日 放課後~17:00
対象・定員
- 地域の小学生(ほぼ全学年、たまに二年生~)
- 定員なし
費用
- 基本無料
- 保険料年間500円程度
申し込み
学校ごとに申し込み
職員は?
見守りの有償ボランティアが主。その人たちは配属前に90分の研修を受けるようですね。
利用者視点でどこまで対応してくれるか?はムラが大きいと予想。
ボランティアしたい
こちらのページからボランティア登録の書類などをダウンロードできます。

6.ランドセルで児童館~足立区の学童クラブ待機児童対策
足立区では学童クラブが待機になったり、学童クラブへ行くほどでもないけど心配という家庭対象で、
通常は一度帰宅しないと利用できない児童館に学校から直接来てよいランドセルで児童館という事業があります。
登録すれは利用でき、子どもがカードリーダーを持っていて受付の機械に通すと、保護者に入退館のお知らせが行くサービスがよさげ。

7.東京都足立区の学童クラブまとめ
いかがでしたか?
東京都の公的学童クラブ利用料は全国的にかなり安く、
また足立区には施設数も多いので、歩いて通える範囲に複数の学童クラブがあり選択できるのが良いと思います。
待機児童が出ているので高学年利用は考えられてませんが、どうしても預けたいなら民間学童クラブも多いため特に問題はないでしょう。
学童クラブで働きたい場合は足立区に登録するか、施設に直接問い合わせれば敷居は低いでしょう。
待遇が悪いから離職率が高くて、
慢性的な人手不足な学童クラブ業界について、
色んな記事で余すところなく書いてきました。
【学童の指導員はひどい?】不満は対応や職員の質か。環境や待遇か?
学童業界は子どものために働きたい志の高い人が多いのですが、休みもろくに取れず、スキルもないのに子どもを「指導しているつもり支援員」ばかりのブラック施設も・・
「子どものために働きたい!」、しっかりした動機を持って入ってきても、ひとたびブラック施設に間違えて入ってしまうと、
下らない職員間の人間関係に傷ついて、時には精神を病んでやめていくことも。。
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はじめての学童指導員
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【学童保育はいつまで?4年生~高学年は必要ない?】子どもの自立/留守番/鍵っ子へ
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